こんにちは!「いちじくびより」です。今年は初めていちじくの挿し木に挑戦し、いちじくの栽培に夢中になって駆け抜けた1年でした。会社を辞めて、いちじく農家になるために活動していましたのでかなり真剣に取り組みました(笑)。挿し木苗を鉢で育ててきましたが、今回は「挿し木苗を植え替えた6月以降の水の管理」について振り返ります。
梅雨の根腐れと夏の乾燥に心配する毎日
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梅雨の心配事
私の場合、大量に挿し木をしていたため、コスト削減のために鉢ではなくて黒色のビニルポッドを使用していました。始めは10cmの苗用ポッドで挿し木を行い、その後、直径18cm、もしくは21cmのポッドに植え替えて日の当たる場所で育てていました。梅雨は毎日のように雨が降り、常に苗ポッドの中は水を含んでいる状態で、根腐れを起こさないかとても心配でした。
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そこでポッドの底や側面にハサミで切り込みを入れ、通気性・排水性をよくする工夫をしました。あとは、保水性の高い赤玉土を使用していることが気になり、鹿沼土の割合を高くした土に入れ替えることをしました。初めてのことで不安になるのも仕方ないのですが、非効率なことをしているなぁと思いながら土の入れ替え作業をしていたことを覚えています(^^;)ただ、水はけのよい土へ入れ替える対応によって、だいぶ通気性・排水性が確保され、根腐れする苗もなく、梅雨の雨と日照不足により、ぐんぐんといちじくは大きくなっていきました。
この二つの対応は良かったのではないかと評価しています。ところが、この2つの対応が夏場で思わぬ苦労を招くことになるのですが、それはこのあとのところで触れていきます(^^;)来年は植え替え時に予め、この2つの対応をしたいと思います。
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夏場は乾燥に気をもみ、外出時はいつも不安になった
梅雨があけると一気に気温があがり、乾燥との戦いとなりました(^^;)夏場の気温の上昇により黒いポッドの中は高温となり、通気性、排水性を重視した梅雨時期の対応がより乾燥を助長しました。そのため、毎日朝夕にひとつひとつのポッドにしっかりと水やりを行い、遮光シートを購入し、屋根を作って対応しました。遮光シートによる対応は◎。水の管理も対応そのものはいいのですが、100近くの挿し木苗がありましたのでとても対応が大変でした。そこで課題となるので夏場の乾燥防止。下記の対応で実際に効果があることを実感できましたが、後手に回ってしまったため、来年は梅雨があけたタイミングで行いたいと思います。
- 鉢での栽培では、バーク堆肥や牛糞を表面に敷き詰めて乾燥を防止する(マルチング)
- 鉢での栽培では、30%の遮光をし、気温が上がりすぎないようにする
- 畑に植える
①、②、③については実際に効果があることは実感しました。③につきましては一度も水をあげることなく、12月(今日は11/30)を迎えています。土が増えれば保水量が増えますので乾燥しにくくなるのも道理かなと思います。さすがに本格的な夏場では畑でも水やりは必要だと思いますけどね~(^^;)
ここまでの整理と来年の対応
梅雨時期の根腐れ防止と夏場の乾燥対策として、来年は下記の対応をしたいと思います。
- 10cmの苗用ポッドで挿し木を行う(土は排水性の良い鹿沼土)。
- 6月頃、十分に根が張ったら18~21cmのポッドに植え替えを行う。その際、ポッドは排水の穴が多いものを使用し、培養土は鹿沼土の割合を多くする。
- 梅雨明け後、乾燥対策のため畑に植え替える。 鉢で育てる場合はバーク堆肥などでマルチングし、遮光も行う。
- 厳しい夏場が過ぎたら遮光の屋根は取り除く。
畑に植え替えた場合も、マルチングしたほうが効果的でしょうね。来年はスムーズに上記対応をしたいと思います。この記事が参考になれば嬉しいです♪「いちじくびより」でした♪