【イチジクの管理】芽の形から読み解く「窒素」の効き

こんにちは「いちじくびより」です。イチジクは芽の形から「窒素」不足かどうか確認することができますのでご紹介していきます。

するどい三角形は「窒素不足」の可能性

写真のように、芽の形がするどい三角形をしていると「窒素不足」の状態で枝の成長が止まります。

根が傷ついているなどといったトラブルや、夏場で気温が高すぎる日が続いている、冬が近づき気温下がってきた、というわけでないのであれば、「窒素不足」と考えて良いでしょう。

芽の形からは、窒素の効きを確認することができます。

即効性の化成肥料で対応する

6月など、生育盛んな時期で芽の成長が止まっている場合、即効性の窒素肥料を与えると良いです。硫安などの化成肥料か、家庭菜園で小袋が手に入らない場合は液体肥料を使っても効果的です。

硫安も液体肥料はやや値段が高いかもしれません。小袋であれば、肥効期間が2週間~1か月の普通化成肥料が最も手に入れやすいかと思います。

※写真は後日更新します。

膨らみのある芽は「生長中」

芽が膨らみを持っていれば、その芽は成長し、葉を展葉し、枝を伸ばす芽になります。

※写真は後日更新します。

収穫期は三角形でもOK!

「摘心」していなかったらの話ですが、ご家庭で育てているイチジクが収穫期を迎え、芽が三角形であったとしても窒素を追加で与える必要はありません。

枝や芽の成長に栄養が行ってしまい、イチジクの味が薄くなるためです。収穫が終わってから来年の生育を考慮して少量の肥料を与えましょう。

するどい芽
収穫が始まる前や収穫中の間、追肥は不要。

ちなみに、筆者は「摘心」しない派です。

膨らみのない三角形の形をしていると必ずしも悪いというわけではありませんのでご留意くださいね。「時期による」というのが正解です。

最後に

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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するどい芽
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