8月の後半に筆者の圃場にて「立ち枯れ」の疫病がでてしまい、農薬散布後の経過観察の記録です。前回の記事からずいぶんと時間が経過してしまいました。今回は11月の様子です。前回の記事、および前々回の記事はリンクよりご参照ください。「立ち枯れ」の疫病について詳しくご確認されたいかたはこちらをご参照ください。
今のところ元気
11月11日に撮影した様子です。
結論を言うと、「立ち枯れ」の疫病の進行は止まり、現在も経過観察中ですが、心配していた「株枯病」も発症している気配はありません。
黒い患部の症状が発生すると、「立ち枯れ」の疫病の場合は1ヵ月で、「株枯病」の場合は2~3カ月で枯死します。
また、「立ち枯れ」の疫病の場合は病気の進行が止まることがありますが、「株枯病」は進行が止まらずに枯れてしまいます(※)。
「トリフミン水和剤」を土中灌水し1カ月後には葉の萎れ症状が止まったのを確認できましたが、「株枯病」の可能性もあり、現在も様子をみています。
「株枯病」について薬剤にて進行が止まったケースがあるようです。後日、別記事にまとめる予定です。
伐根するかは未定
結局のところ葉がほとんどなくなってしまい、貯蔵養分が足りないため、来年の十分な生育が望めません。そのため、伐根し、新しい苗木に植え替えるか悩んでいます。
「株枯病」かどうかの経過観察は11月30日まで行いますので「「立ち枯れ」がでた樹のその後」シリーズは次回が完結編(?)になるかと思います。もうしばらくお付き合いください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。